「壁紙の劣化が気になるけど、壁紙の張り替えってどのタイミングで依頼するものなのか?」

壁紙を張り替えるタイミングは、2つの目安があります。

それがこの2つ。

  1. 役割を終えたら
  2. 耐年数(原則6年)を過ぎたら

分かりやすく簡潔に解説していくので、壁紙・クロスの張り替えを検討しているならこれからお伝えすることを是非参考にしてみてください。

本題に入っていきましょう。

①役割を終えたら

冬タイヤの役割は、氷の上でもピタッと止まり、冬道を安全に運転できるようにすることです。

ですが、もし溝が擦り減り、ブレーキを踏んでも全然止まらず、そのままスーッと滑っていってしまうようになったら、あなたはそのタイヤのまま雪道を運転するでしょうか。

周りの人のことを思いやれるあなたなら、新しい冬用タイヤに履き替えるはずです。

これは、壁紙にも同じことが言えます。

では、そもそも壁紙にはどのような役割があるのか?

壁紙には、この3つの役割があります。

  1. 壁をカビや破損から守る
  2. 清潔感の維持
  3. 掃除の効率化

ひとつずつ一緒に見ていきましょう。

1.壁をカビや破損から守る

壁紙には、壁をカビや破損から守る役割があります。

ほとんどの自宅の壁には、石膏ボードという素材が使われています。おそらく、あなたのご自宅も同じ素材が使われています。

この素材は、耐火性や遮音性に優れていますが、汚れやすかったり、水や湿気に弱いという特徴があります。

水廻り(台所、洗面所、トイレ)は特に、壁紙が古いと捲れて、その中から水が入ってしまったり、古くなったものは機能性が落ちて壁紙が水を吸収してしまい、もし水を吸ってしまえばカビが発生したり、強度が下がって壊れやすくなるので、最悪、壁の修理をしないといけなくなるのです。

これを防ぐのが、一つ目の役割です。

2.清潔感の維持

壁紙を張り替えると、真っ白で部屋が明るくなり、清潔感が感じられるお部屋に変わります。

しかし時間が経つと黒ずみや、シミが段々と増えていき、気づかないうちにお部屋の雰囲気が暗くなっていく。

無意識的にでも部屋が汚いと感じると、精神的にも肉体的にも悪影響が出てきます。

  1. 肉体的な悪影響・・・気管支炎、発疹といったアレルギー反応
  2. 精神的な悪影響・・・集中力低下、ストレス、鬱

実際に、

部屋が汚く感じると、人間の

3.家事の負担を減らす

壁紙には、掃除や臭いといったストレスを大きく減らしてくれる効果があります。

「キッチン」を例にしてみましょう。

キッチンは油ハネによって汚れやすく、臭いが付きやすい場所です。

汚れやすい・臭いがつきやすい場所と分かっていれば、もし汚れが付いてしまっても、サッと拭くだけで汚れが取れる壁紙を貼ることで、掃除が楽になり、家事の負担が減ります。

消臭効果、汚れにくい壁紙の他にも、抗ウイルス壁紙や、光を反射しやすくしてお部屋を明るくする壁紙などがあります。

壁紙には、掃除の手間を減らし、生活を楽にしてくれる役割もあるのです。

②耐年数(原則6年)を過ぎたら

2つの目安は、壁紙の耐年数を過ぎたとき。

国土交通省住宅局が定める壁紙の耐年数は、原則6年。

6 年で残存価値 1 円となるような負担割合を算定する。

国土交通省住宅局「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン
(再改訂版)」

壁紙の種類や質によっては、それ以上に長く持つものもありますが、トイレやキッチンなど臭い・汚れが気になるところは6年置きに張り替えることで、常に清潔な空間を保つことができるので、一つの目安にしましょう。

まとめ

今回お伝えしたことをまとめると、、、

壁紙を張り替える目安は2つ。

1つ目は、役割を果たさなくなったら。

  • 壁紙が剥がれて、壁が見えてしまっている
  • 部屋が暗く、雰囲気が良くない
  • 臭いがキツい、なかなか取れない

と感じたとき。

2つ目は、耐年数(原則6年)を過ぎたら。

汚れやすい場所や、臭いが気になる箇所は6年を過ぎたら張り替える。

この2つを目安に考えてみましょう。

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